天才的未成年詐欺師とそれを追うFBIのお話で、実話が元になってる。
詐欺師がディカプリオ、FBIがトム・ハンクスね。
詐欺師の青年は、信じられないくらい簡単に、いろんな人物になりすます。
ある時はパイロット、ある時は医者、そして弁護士。
しかし、彼は人を陥れるのではなく、小切手偽造での詐欺のみ。
自分の身分は偽るけど、直接騙してお金を取ることはない。
するどい観察力と、素早い頭の回転と、大胆な行動力。
そしてかわいい笑顔。
堂々と詐欺をする姿は、スカッとするというより、なんだか、ほのぼのしてる。
ディカプリオ、一時太ってブサイクになったけど、見事に復活やね。
一方、彼を追うFBIのトム・ハンクスは、正反対の真面目な男。
始めは彼に騙され、悔しい思いをするけど、次第に彼を助ける為に、捕まえようとする。
観る前に想像してたより、ほんとほんわかした映画で、けど退屈せず、いい映画でした。
最近のスピルバーグ監督の映画は、なんだか説教臭くて好きじゃなかってんけど、コレは良いよ。
雑誌にこの話のモデルになった本人の写真が載ってたのを見た。
もうおじさんやけど、なんだか可愛げのある人やったよ。
・この映画を見たひとは、さらに進もう
・見てない人は、素直に戻ろう
2003年3月