スピルバーグの贈る近未来アクションサスペンス。
離婚して再々婚間近のトム・クルーズが主演。
おもしろいのかなー?これ。
退屈ではないけど。
たいしてワクワクもドキドキもせず、冷めた目で見てしまったよ。
いろんな雑誌で、
「すごい!素晴らしい!さすがスピルバーグ!」
と褒め称えてたよね、みなさん。
しかし、正直言って、私には、どこらへんが、すごいのか、わからんかったのだ。
未来の世界には、殺人事件を予知できる人がいる。
その予知を元に、犯罪を起こす前の犯人を、先に逮捕するから、殺人事件がゼロになっている。
逮捕する側の人間のトム・クルーズが、ある時、逮捕される側になってしまう。
誰かに嵌められたとしか、思えない。
そして、完璧だと信じていた予知システムの信頼性に疑問を持つ。
逃げながら、調べ、核心に近づいていく。
というようなお話。
う〜む。
逃げながら、自分を嵌めた人間を探し、事件の真相を探るというのは、まるで「逃亡者」やね。
そこに、近未来のデジタルなテイストと、予言者等のアナログなテイストをトッピング。
その辺りのバランスが、すごいと言われる所以?
私には、そのアンバランスが、納得できなかったけどなぁ。
観終わった後、「どこが素晴らしいのか」について、いろいろ考えてしまったんやけど、
そういう風に考えなあかんこと自体、おかしいよね。
観る側からとったら、映画は、所詮、娯楽。
最新SFXを使わなくても、素直に「良かった〜」と思える映画は、たくさんあるはず。
・この映画を見たひとは、さらに進もう
・見てない人は、素直に戻ろう
2002年12月