カリブ海の海賊のお話。
男前ジョニー・デップが、またもやすごいメイクで主役。
ちなみにジョニー・デップてのは、「シザーハンズ」のハサミ男ですね。
「スリーピーホロウ」では、ちょっと青白いけど男前やった。
「ショコラ」では、ワイルド(ちょい小汚い?)やったねぇ。
んで、相棒というか一緒に行動するのが、ロードオブザリングの弓矢の人。
サラサラ金髪で、すごい速さで弓を撃ち、背中の弓の在庫は無限大って人ですわ。
名前はオーランド・ブルーム。
今回は、うってかわって、ヒゲを生やして男らしくなり、愛と正義に燃える純情な好青年役。
しかし、「ロード〜2」でも思ったけど、演技力に少々不満かも。
表情に迫力がないからかなぁ?
繊細な顔の割に、アゴがごついから?
あ、私好みじゃないからかな?ははは(笑)
ストーリーは、んー、どこまで言っていいんでしょうか?
話の展開は知らずに観た方がおもしろいと思うので、言うのやんぴ。
海賊がいっぱいいた時代のイギリスが舞台で、衣装がなかなかよろしいカンジやね。
その時代を再現するアナログな世界に、最新技術で表現したであろうゾンビが動きまわる。
現実のような作り話のような、不思議な感覚。
いや、現実にゾンビが動き回るってありえへんのは、わかってるねんけどな。
ま、とにかくジョニーデップ演じるジャック・スパロウがとても良いで。
飄々として、ずる賢い手口もお手の物。頭いいです。
すごい人なのか、どうしようもないヤツなのか、つかみどろこがない魅力。
こういう人、好きやな〜♪
最大の見せ場であろうシーンは、ま、簡単に予想できる範囲やったけど、
それまでに、状況がクルクル変わっていくから、見せ場で下手に裏切られるより、よっぽどええね。
黄門様の印籠のようなもんでしょうか。
ホッとするね。
「やっぱりこうなるよね〜」って。
何より、説教臭くないのがええわ。
あー、おもしろかったってカンジ。
感動するわけでもないけど、満足やで。
「さぁ皆さん、ここで感動しましょう」と押し付けがましいものには最近うんざりなので。
天気のよくない今年の夏は、こんな映画を観て楽しいひとときを過ごすのが、よろしいですな〜
・この映画を見たひとは、さらに進もう
・見てない人は、素直に戻ろう
2003年8月