リプリー

昔の映画「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演)のリメイク版。
というか、同じ原作を使った映画。
わたしは、観てないです、もとの映画は。

ただ、「太陽が〜」は、名作らしく、見た人が多いと思うので、
ストーリーを知ってる人も多いはず。
だから、ここでは、かなり後半までのあらすじを、書いちゃいまっさ。


貧乏な青年トムは、大金持ちの息子ディッキーと知り合い、
今まで知らなかったお金持ちの遊びを、いろいろ教えてもらう。
なんとも魅力的な世界。

しかし、ディッキーは、トムに飽きてきて、冷たくあしらうようになる。
二人はけんかになり、トムはディッキーを殺してしまう。

サインの偽造と声帯模写が得意なトムは、ディッキーになりすまし、
彼のお金を使い、贅沢な生活を楽しむ。

だが、それがばれそうになった時、トムは!?


「太陽が〜」を観てなくて、比べられないので、それ抜きの私の感想。
主役のキャスティングに、間違いがあるんでは?

主役のマット・デイモンは、この映画のポスターで見るには、
そう悪い顔をしてないようだけど、映画では、
「ん?あんまりオトコマエじゃない?ていうか、結構、ブサイクかも。」

何も知らない貧乏人間から、優雅な生活を覚え、洗練されていく設定やけど、
あんまり、洗練されてるようには、見えないねえ。
眼鏡とって、髪型変えたら、そりゃ、マシにはなるけど、
そんな、ビックリするほど、かっこよくはなってないよ。

わざとか?
付け焼刃では、洗練されないという皮肉かな?
それなら、納得できるわ。


トムがディッキーを殺すシーンでは、ボートのオールを使うんやけど、
叩くんじゃなく、突くのが恐ろしい。
何度も何度も、グサグサと突くのよ。
あ〜。キレた人間は、怖いよね。


あと、警察が、全然、事件を解決できへんのが変やで。
ちょっと調べたら、わかりそうなもんやのになあ。


帰りのエレベーターで、同じ映画を観たおばさんが、携帯で話してて、
「さっき、電話くれた時、一番いいとこやったのに見逃したわ」と言ってた。
”一番いいとこ”って、どこのことや???
心当たりがないしらちでした。



・この映画を見たひとは、さらに進もう
・見てない人は、素直に戻ろう