第一部を観た後、その唐突な終わりっぷりに驚き、「1年待つのか?」と思ったものだが、過ぎてしまえば、1年なんてあっという間だねぇ。
ちなみに、私、第一部は2回観てん。
1回目は映画館で、2回目はDVDレンタルで。
聞くところによると、映画館での字幕の出来が悪く、DVD化にあたり、字幕を大きく改正したらしい。
そのおかげもあってか、2回目を観たら、改めて「第一部、おもろいな〜」と思った。
ストーリーや設定もばっちり理解できて、第二部への復習はバッチリ。
やけど、一応、予習もしといた。
無料で配ってる広告に、”第二部で新しく登場する人物”てのが載ってたから、それをじっくり眺めててん。
その状態で第二部を観た感想は、
「予習復習は大切ね♪」
第一部で”旅の仲間”は、3つに別れたよね。
んで、それぞれが目的に向かって旅を続け、その先で前述の”第2部で新しく登場する人物”に出会い、それぞれ、いろいろあるのよ。
それぞれが、それぞれやから、3つのストーリーが同時進行状態。
その上、新登場の皆さんにもいろいろ事情があるんだが、そんなことまで、細かく描写してたら、映画が何時間あっても足りへん。
てな訳で、「この人どんな人?」なんて思ってるヒマもなく、どんどんストーリーは進んでゆくのだ。
そんな時、予習が役に立ったのだよ。
さて、小さい人や大きい人や化け物等は、第一部で慣れてるから当然だけど、新作の架空の方々も、違和感なく受け入れる。
これって、大事。
「すごいなぁ!これCG?」
と思った時点で、映画のストーリーを中断してるよね。
だから、今回のように、「この世界にはこんなのもおるかもな〜」と素直に思えるのが、好ましいのだ。私は。
ただ、敵が超大量に来た時は、ちょっと冷めた目で見てもうた。
敵全員を画面に収めようとすると、一人一人が蟻ンコみたいに小さくなって、迫力がない。
倒してもキリがないって気持ちは伝わるけど、恐怖というより、うんざりな気分。
”1万人の雑魚の敵”よりも、”100人でかかっても倒せない一人の強敵”の方が怖いでしょ。
個人的に、戦闘シーンは第一部の方が、良かったなぁ。
私は、うんざり気分より、迫力とハラハラドキドキを求めるっす。
3時間という長さの割には、飽きずに見れたけど、正直、2時間半でもええんちゃう?
3つのストーリー同時進行で大忙しやけど、メリハリが少ない。
3部作の第2部なので仕方ないかも知らんけど、全体的に中だるみな雰囲気。
全く新しく始まる、とか、全てが解決し完結する、とかじゃないからね。
けど、「第三部も見なくては!」という気持ちには、させてくれるで。
あーー、楽しみやなぁ〜♪
第一部を観てない人はもちろんのこと、1年前に観た人も、この第二部「二つの塔」を観る前に、第一部を復習するのをお勧めよ。
・この映画を見たひとは、さらに進もう
・見てない人は、素直に戻ろう
2003年2月